雪崩情報
雪崩情報の使い方妙高 Myoko
210307 06:00
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Fair | |
森林限界 Treeline | Fair | |
森林帯 Below Treeline | Fair |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
全層雪崩 Glide slab





















既にグライドクラックの入っている斜面や崖など極端な地形に残る雪ブロックに注意
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
湿雪点発生雪崩 Wet Loose snow



















日中の昇温と日射の影響に注意
概要
雪崩 Avalanche
昨日(3月6日)は濡れた雪による点発生雪崩(size 1)および前日の夜に発生したと思われる全層雪崩(size 1.5)が観察されています。
積雪 Snowpack
森林限界以下では春の融解凍結サイクルとなっています。降雨などの影響もあり、グライドクラックの入った斜面の積雪は十分濡れており、不安定な状態にあります。
天候 Weather
気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北の風、晴れ、朝晩、くもり、最高気温7℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-7℃(5時現在)です。
行動への助言
既にグライドクラックの入った場所からの全層雪崩、あるいは崖など極端な地形に残っている雪ブロックの崩落に警戒してください。止まる場合は、常に、自分の上方を見上げ、そのような走路・堆積区に入っていないか、考えてください。こうした濡れた雪はとても重いため、小さいものでも簡単に怪我を負うことになります。一方、標高の高いところは、硬い雪面となっています。滑落など雪崩以外の危険にも注意してください。雪崩危険度は低い日ですが、地形を上手に使ったグループマネジメントを忘れずに。その日のコンディションに合わせて、なにかしらのリスク軽減行動を取り続けることが、良い行動習慣を身につけるために必要です。それが万が一のときの事故を小さくします。良い一日を。