雪崩情報
雪崩情報の使い方かぐら谷川武尊 Kagura Tanigawa Hotaka
210308 04:40
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Good | |
森林限界 Treeline | Good | |
森林帯 Below Treeline | Good | 日中の気温上昇により危険度が上昇する可能性がある |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
全層雪崩 Glide slab
















グライドクラックが開いている場所からの全層雪崩や、崖状斜面からのブロックの崩落に注意
概要
雪崩 Avalanche
昨日(7日)、1800m付近の南東から南にかけての斜面で自然発生の湿雪点発生サイズ1を複数観察した報告があった
積雪 Snowpack
積雪表面は先日の降雨と気温上昇の影響を受け、全方位でモイストからウエットになりその後硬く凍結している。昨日南寄りの急斜面では日射により融解し、また凍結するサイクルが始まっている。
天候 Weather
4時現在、アメダス藤原での過去12時間の降雪は無い。気温-1.5℃。気象庁は、日本の南を低気圧が東へ進み、湿った空気の影響を受けるため、曇りの予報を出している。
行動への助言
低い標高帯のグライドクラックの開いている場所からの全層雪崩や、崖状の場所からのブロックの崩落に注意してください。そのような場所の下には滞在しない、または素早く通過することをお勧めします。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」の存在に注意して行動してください。風を受けやすい尾根状の場所では雪面が硬く凍結しています。滑落にも注意してください。