雪崩情報

立山

2021/11/22 07:02

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 今後の気象の変化に注意が必要
森林限界
森林帯

留意すべき雪崩

今後の降雨の影響による湿雪点発生雪崩や全層雪崩の発生の可能性に注意

概要

雪崩

新しい雪崩の報告はない

積雪

融解凍結した層の上に過去の荒天の積雪が5-60cm程載っている。この積雪は昇温の影響を受け沈降が進んでいる見込。日射の影響を受けにくい標高の高い場所の斜面の積雪表面は若干再結晶化してきている。南寄りの急斜面ではクラストを形成している。室堂周辺の総積雪は80cm程で、岩や植生が露出しているところが多い。

天候

室堂での5時40分現在の気温3.7℃。気象庁は、発達しながら北東に進む低気圧からのびる寒冷前線が北陸地方を通過する見込みのため、山麓では曇り昼前から雨で、昼過ぎから夕方は雷を伴う所があるとの予報を出している。

行動と地形の助言

積雪が少なく、雪崩の可能性は低いが、転倒や滑落に注意が必要な状況です。今後の降雨の影響による、湿雪点発生や全層雪崩の可能性に注意してください。また、その後雪に変わる見込みです。雪崩が発生した際に被害を大きくしてしまう岩、深い沢、がけ等の「地形の罠」が露出しています。気象の変化により雪崩の危険度は上昇します。自身の状況の変化に注意して行動してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。