雪崩情報

白馬

2022/01/08 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(7日)は森林帯にて、サイズ1の面発生雪崩が複数、観察されています。いずれも、地形局所にできたスラブによるもので、当日の朝までにあった降雪によるものです。

積雪

昨日(7日)の朝までにあった降雪(森林帯上部で15-20 cm)が、昨日の時点では、人の刺激に反応しています。森林限界以上では、この状態に対する情報が不足しており、不確実性が高いままです。フィールドでは、この不安定性が、まだ、どの程度、残っているのかを調べて下さい。ただ、この不安定性は風によって地形各所にばらついており、経験が浅い方は、斜度を落とすといった地形を使った安全対策で対処してください。標高の高いところでは、昨日、日中は南風、夜間から今朝までは北風となっていることも、頭に入れておく必要があります。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、日中、北の風、晴れ、最高気温2℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて気温-14.3℃(5時現在)です。山麓では昨日からの新たな降雪は観察されていません。

行動と地形の助言

特定の地形に残る不安定な雪に注意してください。標高の高いところでは、昨日、森林帯でアクティブな反応を見せた不安定性は、低温でもあり、各所にまだ残っていると考えて行動することが必要です。三連休でもあり、山は混雑が予想されます。地形を使ったグループマネジメントや、自分の上方・下方にいる別パーティとの関係に注意しながら行動してください。雪はドライで冷えています。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。