雪崩情報

更新日時: 2019/01/25 06:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。過去2日間の荒天の雪は、とても強い西寄りの風に曝されており、風下側にウインドスラブを形成しています。稜線や支尾根の直下だけでなく、尾根を少し降りた局所に形成したスラブにも警戒してください。周囲をよく観察し、風がどこから雪を剥ぎ取り、どこに堆積させているのかを見抜いてください。孤立した地形を避け、地形の罠にも注意してください。風の影響のない、シンプルな斜面であれば、良い雪が楽しめるでしょう。一人ずつ滑るなど、原則的な行動様式を大切にしてください。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(24日)は、朝のスキー場管理において、多数のサイズ1-1.5の面発生雪崩が、スキーカットや爆発物によって発生しています(Twitter #nadare2019)。一方、フィールドにおいては顕著な不安定性の報告は入っていません。ただし、森林限界以上の標高については情報がありません。

積雪


23日午後から始まった降雪は、24日の昼頃には収まり、その後、荒天の雪は沈降を進めていることが、昨日の時点でフィールドで観察されています。一方、雪崩発生状況で触れたように、スキー場の雪崩管理では、人的な刺激に対し、アクティブな状態でした。この際の脆弱性は、荒天の雪の中にある弱層および形成間もないウインドスラブによる2種類がありました。本日は、およそ50cmの荒天の雪が風で移動し形成した、ウインドスラブに注意が必要です。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、後、くもり、最高気温3℃を予報しています。過去12時間で新たな降雪はありません。また、白馬山麓(700m)にて気温-7.1℃(6時現在)です。

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