雪崩情報

白馬

2019/01/30 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(29日)は、スキー場の朝の管理あるいはフィールドにて、人的な刺激によるサイズ1の面発生雪崩が、複数、観察報告されています。いずれも凸状地形など、地形的な局所での発生です。

積雪

28日から29日に掛けての大量降雪は、昨日は急速に沈降しつつ、森林帯の上部から標高の高い区域では、西からの強風で移動し、ウインドスラブを形成しています。

天候

標高1250m地点にて、28日昼から29日朝までの降雪は60cmに達していましたが、29日昼前から、その降雪は急速に沈降しており、積雪深差で30cmほどの量となっています。過去12時間で新たな降雪はありません。気象庁は南の風、後、北の風、晴れ、時々、くもり、最高気温5℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温-11.4℃(6時現在)です。

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。昨日の激しい風で形成したウインドスラブに警戒してください。稜線や支尾根の直下の風下側だけでなく、そこから少し標高を落とした局所に形成しているスラブに注意してください。凸状地形や孤立した地形を避け、滑走した斜面の下方に「地形の罠」がないか考えてください。山の中では「転ばない」ことがとても大事です。転倒は怪我や器具の破損につながるからです。コントロールされた速度で滑走し、良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。