雪崩情報

妙高

2022/03/04 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Good

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

特定の地形の局所

概要

雪崩

昨日(3日)は、標高の低い場所でサイズ1の点発生湿雪雪崩および小規模な雪ブロックの崩落が観察されました。

積雪

標高が高いところでは、昨日、とても強い西から南西の風が吹きました。しかし、移動可能な積雪も減っているため、ウインドスラブの形成は、風下斜面広範囲というより、ある地形内の局所という孤立したものになっています。そして、この強い風も、未明には収まっています。昇温や日射の影響がとても強い、標高のとても低い場所は、春のコンディションとなっています。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北の風、晴れ、昼過ぎから時々、くもり、最高気温8℃(標高13 m)を予報しています。妙高関山(標高350 m)にて気温-0.8℃(5時現在)、過去24時間で新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

特定の地形の局所に形成したウインドスラブに注意してください。風の影響はとても強く、硬い雪面が露出しているところのすぐ隣に薄いウインドスラブが形成していたりします。積雪が不安定化しやすい凸状や孤立した形状の場所、あるいはとても急峻な地形に形成しているスラブに警戒してください。雪面のコンディションは、硬い雪面と締まった雪のパウダーが同じ地形内に混在している状態です。光がなく、雪面状況が認識しにくい時はその罠にはまって転倒しないように慎重になってください。山岳において転倒は、さまざまな問題を引き寄せます。天候は明瞭に下り坂です。それを考慮した行動計画を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。