雪崩情報

立山

2022/11/27 07:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 稜線、支尾根直下のウインドスラブに注意
森林限界
森林帯

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

稜線、支尾根直下の急斜面に注意

概要

雪崩

昨日(26日)、東寄りの急斜面で、人的誘発により複数のサイズ1の面発生雪崩の報告があった。

積雪

標高2400m付近では、昨日からの降雪が10cm程あった。風の影響により雪が移動し、稜線や支尾根直下に新たなウインドスラブが形成されている見込み。先日の降雨の影響により、およそ2500m以下の標高では旧雪内部で再結晶化が進み結合が悪くなりつつある。

天候

6時現在、室堂の気温は-6.4℃、昨夜からの降雪が10cm程あり、現在も雪が降っている。気象庁の発表では、高気圧に覆われるが、寒気や湿った空気の影響を受ける見込みのため、山麓では曇り夕方から晴れで、朝まで雨の降る所があるとの予報を出している。

行動と地形の助言

稜線や支尾根直下の急斜面に存在新しい新しい結合の進んでいないウインドスラブに注意してください。小さな雪崩でも被害を大きくしてしまう岩や沢などの「地形の罠」が数多く露出しています。降雪に薄く隠された岩への衝突にも注意が必要です。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。