雪崩情報

立山

2022/11/29 07:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Good 今後の気温上昇や雨の影響に注意
森林限界
森林帯

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

新たなウインドスラブの結合に留意

概要

雪崩

昨日(28日)新しい雪崩の報告はない。

積雪

標高の高い場所では風が強く、稜線や支尾根直下に新たなウインドスラブが形成されている見込み。先日の降雨の影響により、およそ2500m以下の標高では旧雪内部で再結晶化している層が観察されているが温度勾配は解消された。

天候

6時現在、室堂の気温は4.7℃。気象庁の発表では、低気圧や前線の影響を受ける見込みのため、山麓では曇りで昼過ぎから雨となる予報を出している。

行動と地形の助言

標高の高い場所の極端な急斜面での新たなウインドスラブの結合に留意してください。室堂では気温が高く、雨が降る見込みです。今後の降雨の影響による、湿雪点発生雪崩の可能性に注意してください。小さな雪崩でも被害を大きくしてしまう岩や沢などの「地形の罠」が数多く露出しています。降雪に薄く隠された岩への衝突にも注意が必要です。また、雨や湿雪で体が濡れたことによる低体温症にも注意が必要です。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。