雪崩情報

白馬

2019/02/09 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(8日)は、スキーカットなど滑走者の刺激によってサイズ1の点発生雪崩あるいは面発生雪崩の発生が報告されています。

積雪

7日午後からの降雨の凍結硬度は、標高1600-1800m付近で、その後の降雪による10-20cm程度の雪が旧雪面に載っています。低温のため、雪の状態は良く、北側の風の影響のない急斜面では小さい点発生雪崩などを発生させています。森林限界から上部では、昨日から強い西風が吹いており、風下側にウインドスラブが形成しています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、最高気温1℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温-6.5℃(4時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションの高い日です。最近の降雪は南西寄りの風で移動しており、風下側にウインドスラブが形成しています。移動可能な雪があり、そこに中程度(風速7-11m/s)の風が継続的に吹けば、ウインドスラブは素早く形成していきます。日中のコンディションの変化に注意を払ってください。孤立した地形、凸状斜面、支尾根の側面など地形的に積雪を支えにくい場所などを避け、風の影響が弱いシンプルな地形を選べば、快適な滑走が楽しめるでしょう。また、滑りたい斜面の先に「地形の罠」がないかも確認してください。良い一日を。

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