雪崩情報

白馬

2019/02/11 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(10日)は、人的誘発によるサイズ1の面発生雪崩、点発生雪崩などが森林帯から森林限界付近にて観察報告されました。また、過去24時間以内発生のサイズ2の面発生雪崩も報告されています。

積雪

昨日の時点で、標高が高く風の影響が強いところでは、最近の降雪は風で移動しておりスラブを形成していました。一方、風の影響のない斜面では低温のため、低密度の良いコンディションにあり、小さい点発生雪崩などを発生させていました。標高が高いところでは、昨晩から南西の風が吹いており、雪を風下側に移動させています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、日中、南の風、くもり、所により行き、最高気温2℃(標高700m)を予報しています。過去12時間で新たな降雪はありません。白馬山麓(標高700m)で気温-8.4℃(6時現在)です。

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。昨晩からの南西の風で形成したスラブに注意してください。積雪が不安定になりやすい孤立した地形や凸状地形を避け、安全地帯を使った原則的なグループマネジメントを大切にしてください。また、滑走したい斜面の先に、小さい雪崩でも重大な結末を招く「地形の罠」がないか確認してください。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。