雪崩情報

更新日時: 2024/03/14 06:00

かぐら谷川武尊


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

昨日までの北寄りの強風を伴った降雪により、稜線や支尾根直下の急斜面にウインドスラブが形成されている見込みです。高い標高では結合が進みにくいため誘発に注意してください。雪崩のサイズが小さくても、被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。沢への転落にも注意が必要です。また、他の滑走者が自身の上部や下部にいないか等のグループマネジメントを気にしながら行動してください。日中晴れる予報です。日射の影響を受けやすい、南寄りの大きな急斜面からの点発生湿雪雪崩の可能性にも注意してください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

稜線や支尾根直下の急斜面に注意

概要

雪崩


昨日(13日)、北東から南東にかけての風下の極端な急斜面で人的誘発により面発生雪崩サイズ1を複数観察した報告があった。

積雪


南寄りの斜面と1800m以下の全方位ではクラストが形成され、その上に強い風の影響を受けた降雪が載っている。1300m付近で20cm程の降雪があったが沈降が進んできている。風の影響を受けやすい場所では吹き払われ、風下にウインドスラブを形成しており、昨日は人的誘発による雪崩も報告されている。積雪中層部に脆弱性を観察した報告はない。1000m以下は荒天の始まりの降雨の影響が強く、旧雪は濡れている見込み。

天候


5時現在、アメダス藤原の気温は-3.1℃。周辺では10cm程の降雪があったが沈降が進んできている。気象庁は、高気圧に覆われるが気圧の谷の影響を受けるため、晴れで昼過ぎから夕方は曇りとなり、群馬県北部の山麓では雪か雨の降る所がある予報を出している。

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