雪崩情報

白馬

2019/02/21 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

概要

雪崩

昨日(20日)は山に入る人が少なかったこともあり、真新しい雪崩は観察報告されていません。

積雪

19日~20日にかけての降雨によって、積雪表層(標高が低いところでは40cm程度の深さまで)は濡れ、その後の気温低下によって凍結あるいは硬く締まっています。標高の高い一部では、昨夕からの強い西風で表層の雪が動き、風下側にウインドスラブを形成しています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、時々、晴れ、所により夕方まで雪、最高気温7℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温-0.3℃(6時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

一般的に安全な雪崩コンディションですが、標高が高いところの局所に形成したウインドスラブに注意を払ってください。昨日朝までの降雨と昇温によって、山岳の積雪は硬く凍結しているところが多くなっています。滑落に十分注意してください。また、標高が低いところでは、沢底の状態に注意を払い、グライドクラックの入った斜面からは十分距離を取るようにしてください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。