雪崩情報

更新日時: 2019/03/05 06:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

森林帯上部より標高の高いところの日陰斜面を警戒してください。昨日の30cm程度の新雪が、北西の風を受けつつ、2月下旬から継続した好天を原因とする再結晶化した雪面に載っています。たとえ、南側の斜面において、今日、新雪と旧雪の結合状態が、昨日よりも改善していたとしても、北側の日陰斜面では、まったく異なった状態にあると考えることが必要です。傾斜を落とし、小さい斜面で積雪の状態を確認しながら、滑走をスタートさせてください。どのような不安定性があるにせよ、斜度を落とすことが最も有効な安全対策です。地形をよく観察し、孤立した地形、下方に「地形の罠」がある場所を避けてください。好天の予報が出ています。良い一日を。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

昇温と日射の影響に留意

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(4日)は、森林帯上部にて、サイズ1の濡れた雪の雪崩が観察されています。この雪崩は、当日の新雪と旧雪の境界面から発生しています。

積雪


森林帯上部から標高が高いところでは20-30cm程度の降雪が、昨日、ありました。この新雪は、日射の影響のある斜面では硬い融解凍結層、北側では放射による再結晶化した雪面の上に載っています。また、森林帯中間から下部では、昨日は終日、降雨となり、融雪が進み、グライドクラックも拡大しています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、昼前から、晴れ、最高気温10℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温1.1℃(6時現在)です。

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