白馬 Hakuba

190309 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Alpine Fair
森林限界 Treeline Fair
森林帯 Below Treeline Fair 昇温と日射で上昇

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

湿雪面発生雪崩 Wet slab

昇温と日射の影響を強く受ける斜面で危険度は上昇

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩 Avalanche

昨日(8日)は、多数の人的誘発の雪崩が発生しており、インシデントも起きています。観察された雪崩は、標高1900-2200m、南東~東~北側の斜面、サイズは1.5~2で、いずれも人的な刺激で発生しています。また、リモートトリガー(離れた位置からの誘発)による雪崩も観察報告されています。

積雪 Snowpack

7日から8日朝にかけて森林限界付近では30-40cmの降雪があり、それが強い西風の影響でスラブを形成しています。このスラブの下層に、雪の結合の弱い箇所があり、昨日は、人的な刺激に対して、とても敏感な反応を示していました。

天候 Weather

気象庁は長野県北部に対し、南の風、晴れ、最高気温15℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温-6.1℃(5時現在)です。過去12時間で新たな降雪はありません。

行動への助言

危険な雪崩コンディションです。白馬乗鞍岳・天狗原下の南東斜面で、昨日、雪崩インシデントが発生しています。人的な刺激にとても敏感に反応していた脆弱性は、風の影響を受けた雪が堆積した、標高の高い斜面では、本日も継続していると考えてください。アルパインから森林限界付近の北~東に面した斜面では、規模の大きな雪崩が発生しうるポテンシャルがあります。斜度を落とし、シンプルな小さい地形をうまく使ってください。不安定性が解消する速度は、斜面方位と標高で異なります。あの斜面で大丈夫だったから、と、あるひと滑りで、簡単に危険度の評価を下げないようにしてください。また、本日は、大幅な昇温が予報されており、標高が低く、日射と昇温の影響を強く受ける斜面では、日中に積雪表層のコンディションが大きく変わりますので、濡れた雪の雪崩についても注意してください。雪崩の安全対策で最も重要なことは、地形特徴の理解に基づく「斜面選択」です。良い一日を。