かぐら谷川武尊 Kagura Tanigawa Hotaka

200110 04:38

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Alpine Low
森林限界 Treeline Fair
森林帯 Below Treeline Fair

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

ウインドスラブ Wind slab

稜線や支尾根直下の急斜面のウインドスラブに注意

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

湿雪面発生雪崩 Wet slab

極端な急斜面やグライドクラックのある場所に注意

概要

雪崩 Avalanche

昨日(9日)、標高1000m付近で最近発生したと思われる全層雪崩1件と多数のグライドクラックの観察があった。

積雪 Snowpack

先日の降雨の影響は少なくとも標高2000m以上。高い標高帯では夕方には強い北西風をともなった降雪に変わり、稜線や支尾根直下に新たなウインドスラブが形成されている。降雨により形成されたクラストと、新たな降雪の境界面に温度勾配が観察されているため、今後の再結晶化による結合の低下に注意が必要。低い標高帯では、藪や沢が露出しており、夜間の冷え込みも弱い。

天候 Weather

4時現在、みなかみ町藤原の標高800m付近では2cmほどの新たな降雪があり現在も降雪が続いている。気象庁は、高気圧にゆるやかに覆われるが、上空の寒気や湿った空気の影響により、曇り昼過ぎから時々晴れとなり、昼前まで雪の降る所がある予報を出している。

行動への助言

高い標高帯では北西寄りの強風の影響をうけた風下の稜線、支尾根直下の急斜面に形成されているウインドスラブの結合に注意してください。低い標高帯では降雨と気温の影響を受けやすい積雪の薄い極端な急斜面からの全層雪崩に注意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。低い標高帯では藪や沢が露出して滑走は困難です。