白馬 Hakuba

200111 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Alpine Fair
森林限界 Treeline Fair
森林帯 Below Treeline Good まだとても藪が濃い状態

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

ウインドスラブ Wind slab

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

持続型スラブ Persistent slab

概要

雪崩 Avalanche

昨日(10日)は標高2,000 m以上の風の影響のない急斜面にて、乾いた雪の点発生雪崩(サイズ1)が多数、観察されました。標高1,500 m以下では、午後に濡れた雪の点発生雪崩が観察されました。

積雪 Snowpack

森林限界から上部の山岳積雪は複雑な状況です。2回の降雨(年末と1月8日)による融解凍結層あるいは濡れた雪の上に、その後の降雪が載っています。深い位置にある持続型弱層(こしもざらめ雪)は、まだ、雪崩を発生させうるポテンシャルを持っています。また、浅い位置の雨の影響は、昨日の時点で、再結晶化が境界面で進行しつつあることが観察されており、昨晩の冷え込みにより、表層の雪が浅いところでは、それがより進行していることが疑われます。昨日から新たな降雪はありませんが、アルパインでは北西の風から南西に風向が変わっており、昨日、点発生雪崩を起こしていた雪が移動していることが推察されます。

天候 Weather

気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、晴れ、夜、くもり、最高気温9℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-6.0℃(6時現在)です。昨晩から新たな降雪はありません。

行動への助言

特定の場所で雪崩コンディションが高い日です。雪崩危険度は高くありませんし、斜面の雪は一見、何も問題なく見えるかも知れませんが、森林限界から上部の積雪内部は複雑でトリッキーな状態です。凸状地形やスラブの形成が疑われる孤立した地形、それと積雪が浅いところが組み合わさるような場所を避け、地形が積雪を支えるようなシンプルな斜面を探してください。今朝までの冷え込みもあり、表層の雪はドライで良いコンディションにありますので、傾斜を落としても十分に楽しめるはずです。森林帯は、まだ藪が濃く、沢は埋まっていません。日中の昇温と日射による雪の変化に注意してください。良い一日を。