雪崩情報
雪崩情報の使い方かぐら谷川武尊 Kagura Tanigawa Hotaka
200203 04:42
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Low | |
森林限界 Treeline | Fair | |
森林帯 Below Treeline | Fair |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ウインドスラブ Wind slab























稜線、支尾根直下の急斜面に注意
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ストームスラブ Storm slab





































極端な急斜面に注意
概要
雪崩 Avalanche
昨日(2日)、新しい雪崩を観察した報告は無いが、視界が悪かったため限定的な観察。
積雪 Snowpack
標高の高い場所では降雨の影響で形成されたクラストの上に31日からの降雪が多いところで40-80cm程載っており沈降が徐々に進んできている。境界面が再結晶化して温度勾配があるとの報告があり、今後の結合に注意が必要。また、風の影響を受けやすい場所では吹き払われ、風下の稜線、支尾根直下にウインドスラブを形成している。
天候 Weather
4時現在、アメダス藤原での過去12時間の降雪は0cm。気象庁の発表では、次第に冬型の気圧配置となり、気圧の谷の影響を受けるため、曇り時々晴れで夜は山地では雪の予報を出している。
行動への助言
昨日朝までの強い北西風を伴った降雪の影響により、標高の高い場所の稜線や支尾根直下の急斜面にはウインドスラブが形成されています。また極端な急斜面に形成されているストームスラブの存在にも注意してください。斜度が急激に変化するような場所で誘発に注意してください。積雪が少ないため、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。雪庇の崩落や、南寄りの大きな急斜面からの日射の影響による湿雪点発生雪崩の可能性にも留意してください。