雪崩情報

更新日時: 2025/02/25 04:30

かぐら谷川武尊


アルパイン Low 観察情報が無い


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

樹木の少ない開けた急斜面や、斜度が急激に変化するような場所に形成されているストームスラブの誘発に注意してください。自身が森林帯の斜度の緩い場所にいても、それは大きな雪崩地形の堆積区かもしれません。頭上のアルパインエリアに存在する大きな雪崩発生区からの雪崩の可能性を考慮して行動してください。滑走後に再集合をする際は、雪崩地形を外し、尾根の上などのできるだけ安全な場所でするように心がけてください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

樹木の少ない開けた急斜面や、斜度が急激に変化する場所に注意

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

尾根直下の急斜面に注意

概要

雪崩


昨日(24日)、急斜面では人的誘発や自然発生によってストームスラブによる雪崩(サイズ1)を多数観察した報告があった。

積雪


今回の荒天の降雪は沈降が進みつつあるが、降雪上部の新たな降雪内の結合に注意が必要。深夜の強風により、尾根直下に吹き溜まりが形成されている見込み。南寄りの方位と約1400m以下の全方位の斜面にクラストが形成され、17日昼頃からの降雪によって深く埋没した。境界面に低密度の降雪が埋没している可能性があり結合に留意が必要。このクラスト下部の積雪中層から下層部は沈降し結合している。

天候


4時現在、標高700mのアメダス藤原では積雪量は増えていないが、周辺では2-3cm程の降雪があり、現在も降雪が続いている。標高の高い場所では、深夜に北西寄りの強風が観測された。気象庁の発表では、高気圧に覆われるが、上空の気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、群馬県北部の山麓では晴れ朝晩曇りの予報を出している。

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