白馬 Hakuba

200320 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Alpine Low
森林限界 Treeline Low
森林帯 Below Treeline Fair

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

ストームスラブ Storm slab

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

全層雪崩 Glide slab

麓ではプラスの気温が継続

概要

雪崩 Avalanche

昨日(19日)は標高2,200 m以上のアルパインにて、真新しいウインドスラブの雪崩(サイズ1.5)が複数観察されています。また、標高が低い日射の影響の強い急斜面では、濡れた雪の点発生雪崩(サイズ1)が多数、発生していました。

積雪 Snowpack

最近の降雪は昨日の大幅な昇温と日射でさらに沈降を進めました。標高の高い日射の影響の少ないところでは雪はまだドライで、強い西~南西の風でウインドスラブが形成、あるいは以前の融解凍結層が露出しています。一方、標高が低いところでは融雪と融解が進みました。ここへ未明からの降雪が載っています。

天候 Weather

気象庁は長野県北部に対し、北の風、後、やや強く、くもり、昼過ぎから晴れ、所により、昼過ぎまで雪か雨、最高気温11℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温2.8℃(5時現在)、標高1300 m付近にて未明から5 cm程度の降雪がありました。昨日(19日)は14時に18.7℃を記録しています。

行動への助言

未明からの降雪で形成したスラブに注意してください。降雪量は少ないものの、強い西寄りの風を伴っており、風下側には人を押し流すのに十分な雪が堆積している可能性があります。この新雪は硬い融解凍結層、あるいは以前に形成した滑らかな雪面を持つウインドスラブの上に載っていますので、その結合状態をよく注意する必要があります。最も有効な安全対策は、地形を選ぶことです。大きな凸状や孤立した地形を避け、斜面変化の少ないシンプルな斜面を探してください。ボウルあるいは沢状地形では、その側面部は底部よりも積雪が不安定なことが多いものです。ラインの選び方で誘発の可能性はかなり変わります。降雪量が少ないからといって安心せず、いつも通りの慎重なルート選択と安全地帯を使った原則的なグループマネジメントでお願いします。天気は良くなる方向にあります。良い一日を。