雪崩情報

立山

2020/11/27 06:28

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Good
森林限界
森林帯

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

新しい雪崩の観察はない

積雪

新たな降雪はない。24日の日射の影響により、南寄りの急斜面では表面がクラストしている。標高の高い場所の風下斜面では局所的に吹きだまりを形成しているが結合は良い。積雪表面は風の影響で固く締まり、稜線や支尾根では凍結している。2450m付近での積雪は多いところで50cm程。岩が多数露出している。本日27日早朝の観察で積雪表面の再結晶化が観察されたため、今後の降雪との結合に注意が必要。

天候

室堂の6時40分現在の気温-4.8℃。日本海の低気圧が夜には北陸地方に接近する見込み。このため、山麓では曇りで、夜は雨となり。また、夜遅くは雷を伴う所がある予報を出している。

行動と地形の助言

雪崩の可能性が低いコンディションです。極端な急斜面に残る小さなウインドスラブの可能性に留意してください。積雪が少なく転倒や滑落に注意が必要な状況です。滑落した際や、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう岩、深い沢、がけ等の「地形の罠」が露出しています。転倒した際危険な、薄い積雪の下に隠されている岩にも注意が必要です。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。