雪崩情報
雪崩情報の使い方かぐら谷川武尊 Kagura Tanigawa Hotaka
210106 06:00
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Fair | |
森林限界 Treeline | Good | |
森林帯 Below Treeline | Good |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ストームスラブ Storm slab





























降雪量の多い場所の急斜面に注意
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ウインドスラブ Wind slab























稜線、支尾根直下の極端な急斜面に注意
概要
雪崩 Avalanche
昨日(5日)、新しい雪崩の報告はない
積雪 Snowpack
旧雪は徐々に沈降が進み強度を上げてきている。昨夜の降雪は標高の高いところでは10-20cmほどある見込み。高い標高帯では、稜線、支尾根直下に新たなウインドスラブが形成されているが伝播性は低い。1000m以下の標高では全方位で融解凍結クラストが形成された。積雪が多いエリアの急斜面ではグライドクラックが多数発生している。
天候 Weather
5時現在、アメダス藤原での過去12時間の降雪は2cm。気温-2.6℃。現在雪が舞っている。気象庁の発表では、冬型の気圧配置となるが、日本海から関東地方付近にかけては気圧の谷となる見込み。このため、山麓では晴れで夕方から曇りとなる予報を出している。
行動への助言
高い標高帯の急斜面には、昨晩からの降雪により新たなストームスラブが形成されている見込みです。また稜線、支尾根直下の極端な急斜面に残るウインドスラブの結合にも留意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」に注意してください。また急斜面ではクラックが多数開いているため、今回の降雪で隠されたクラックへの転落にも注意が必要です。日中晴れ間がある予報です。南寄りの大きな急斜面では、日射の影響による湿雪点発生雪崩の可能性に留意してください。