雪崩情報
雪崩情報の使い方かぐら谷川武尊 Kagura Tanigawa Hotaka
210112 06:02
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Fair | |
森林限界 Treeline | Good | |
森林帯 Below Treeline | Good |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ストームスラブ Storm slab





























留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ウインドスラブ Wind slab























概要
雪崩 Avalanche
昨日(11日)、南向きの極端な急斜面で人的誘発により点発生雪崩、サイズ1,北西向き斜面で面発生雪崩、サイズ1が少数観察された。
積雪 Snowpack
7日から始まった荒天による降雪が多いところでは100cm以上ある。樹林帯では徐々に沈降が進んできている。積雪が多いエリアの急斜面ではグライドクラックが多数あり埋没している。高い標高帯では強風による雪の移動により、稜線、支尾根直下の急斜面にウインドスラブが観察されているが結合は良い。
天候 Weather
5時現在、アメダス藤原での過去12時間の降雪は無い。気象庁の発表では、関東の東の低気圧が次第に遠ざかり、午後は四国の南の低気圧が伊豆諸島付近を通過する見込み。このため、山麓では曇りで昼過ぎは雪との予報を出している。
行動への助言
標高の高い場所の極端な急斜面に形成されているストームスラブの結合に注意してください。また、標高の高い場所の稜線、支尾根直下の極端な急斜面のウインドスラブの存在に留意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」に注意してください。また急斜面ではクラックが多数開いているため、今回の降雪で隠されたクラックへの転落にも注意が必要です。今後、降雪がある予報です。気象の変化に注意して行動してください。