雪崩情報

更新日時: 2021/01/31 06:00

白馬


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。標高の高いところでは、西から北西の強い風は、まだ残っており、その風によるウインドスラブに警戒が必要です。積雪の不安定性は場所によってかなり異なる状況です。「斜度を落とす」「凸状や孤立した地形など積雪が不安定になりやすい場所を避ける」といったことが有効な対処方法です。降雪から間もないため、大きな地形には、潜在的に大きな雪崩のポテンシャルが残っていることを忘れずに。動き出したスラブが小さくとも、急な大きな斜面では雪崩の規模が拡大しえます。地形を上手に使ったグループマネジメントで良い一日を。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(1月30日)は森林帯にて、人的な刺激でsize 1-1.5のストームスラブの雪崩が発生していました。また、風の影響のないとても急な斜面でsize 1の点発生雪崩も発生しています。昨日は荒天のため、標高の高い場所での雪崩観察の報告は入っていません。

積雪


29日からの大量降雪は昨日の昼頃に一旦収まりましたが、Hakuba Valleyの北側では本日未明から朝にかけて、まだ多少の降雪となっています。荒天の降雪量は森林帯上部で80cmを越えており、それが極めて強い西寄りの風で移動しています。昨日は上部のリフトが運休になったスキー場もありました。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、後、晴れ、最高気温4℃(標高318m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-0.9℃(5時現在)、過去12時間の降雪は2cmです。

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