白馬 Hakuba

210206 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Alpine Fair
森林限界 Treeline Fair 南側の斜面では昇温と日射に留意
森林帯 Below Treeline Fair 南側の斜面では昇温と日射に留意

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

ウインドスラブ Wind slab

留意すべき雪崩 Avalanche Problem

湿雪面発生雪崩 Wet slab

昇温と日射の影響で不安定性の上昇に留意

概要

雪崩 Avalanche

昨日(2月5日)は、昼前に大きな雪崩の音を聞いた報告が多数入っています。また、森林限界付近の南側および北側で、自然発生のsize 3の雪崩が報告されています。

積雪 Snowpack

荒天の雪は沈降を進めていますが、放射の影響もあり、風の影響のない斜面ではドライな良い状態にあります。一方、風で移動した雪が堆積している斜面では厄介なウインドスラブが形成しており、昨日の大きな雪崩の原因となっています。

天候 Weather

気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、晴れ、最高気温12℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-5.1℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

行動への助言

全体的な雪崩危険度は下がっているものの、不安定性は場所でバラついており、注意が必要な状況は継続しています。標高が高いところ、特にアルパインの稜線付近では、風はまだ残っており、風下側に形成したウインドスラブに警戒が必要です。風の削剥を受けた斜面のすぐ隣に、面ツルの斜面があれば、それは薄く硬いウインドスラブが形成している場所の可能性高い、と考えることが必要です。こうした場所の安全対策には、斜度を落とすこと、そしてその斜面がより急な斜面に繋がっていないか、を確認することです。一方、森林限界より標高が低いエリアに関しては、本日の大幅な昇温と日射の影響に注意してください。2月1日(似た状況でインシデント発生)がそうであったように、朝は硬く締まったドライなスラブも、昇温と日射によって軟化し、急激に不安定化することがしばしばあります。凸状や孤立した地形など、より誘発しやすい場所を見極め、セイフティなラインを選んでください。地形を上手に使った原則的なグループマネジメントは、もし、事故があっても、それを小さくします。仲間とコミュニケーションを取りながら、良い一日を。