雪崩情報

更新日時: 2021/02/09 06:00

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高の高いところでは、まとまった降雪による大きな雪崩が発生するポテンシャルがあります。標高が低いところにいても、そのような大きな雪崩の走路や堆積区となる場所に自分たちがいないか、考えてください。森林限界から標高の低い場所では、積雪が不安定になりやすい凸状あるいは孤立した地形を避けてください。また、滑走する斜面の下方に「地形の罠」がないかも重要です。雪はよく冷えており、斜度をやや落とし、シンプルな地形を選べば快適な滑走が楽しめるはずです。地形を上手に使ったグループマネジメントを忘れずに。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月8日)はとても急な斜面にて、size 1の点発生雪崩が観察されています。また、近隣山域では、人的な誘発によるsize 1-2のストームスラブの雪崩が複数報告されています。

積雪


7日昼前から始まった降雪は、昨日(8日)も継続しましたが、夜半に止まりました。降り始めからの降雪量は70-80cmに達しており、森林限界から上部では、継続的に吹く、西~北西の風でそれが移動しています。森林帯において、新雪と旧雪の境界面の結合状態が、一部で良くないことが観察報告されており、それは今日も継続していると考える必要があります。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、北西の風、やや強く、雪、最高気温2℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-12℃(5時現在)、過去12時間の降雪量38cmを観測しています。

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