雪崩情報

更新日時: 2021/02/11 06:13

かぐら谷川武尊


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

急斜面に形成されている新たなストームスラブの結合に注意してください。開けた急斜面や斜度が急激に落ち込むような場所からの誘発に注意が必要です。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」に注意してください。現在も降雪が続いています。降雪量や風の影響などの気象の変化による危険度の上昇に注意して行動してください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(10日)、1900m付近の北東斜面で過去24時間以内に発生したと思われる面発生雪崩サイズ1が観察された。

積雪


7日から10日朝までの荒天による積雪は、徐々に沈降が進んできている。昨日の日射の影響を受け、南寄りの斜面ではクラストを形成した可能性がある。標高の高い場所では、その上に深夜からの新たな降雪が30cm以上載っている見込み。南寄りの斜面では7日に埋没したクラスト上部の再結晶化による結合の低下の可能性が報告されていたが、解消されつつある。

天候


5時現在、アメダス藤原周辺での過去12時間の降雪は14cm。気温-0.8℃。現在も降雪は続いている。気象庁の発表では、高気圧に覆われるが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、山麓では曇り後晴れで明け方まで雪の予報を出している。

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