雪崩情報
雪崩情報の使い方白馬 Hakuba
210214 05:30
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Fair | |
森林限界 Treeline | Fair | |
森林帯 Below Treeline | Fair |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
湿雪点発生雪崩 Wet Loose snow























日中の昇温と日射に留意
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
全層雪崩 Glide slab





















日中の昇温と日射に留意
概要
雪崩 Avalanche
昨日(2月13日)は、大幅な昇温があり、標高の低い北側でも、size 2の全層雪崩が発生しています。また、日射の影響の強い急斜面では、多数のsize 1の濡れた雪による点発生雪崩が観察されました。
積雪 Snowpack
昨日(2月13日)の昇温(標高703m・12.1℃・15時)により、森林限界から標高の低いところでは、ドライを保っていた北側の雪も急速に沈降を進めました。結果、孤立した地形などでは、北側の斜面でも全層雪崩が発生しています。また、日射の影響の強いところでは、水が浮き、ストップスノーとなりました。
天候 Weather
気象庁は長野県北部に対し、南の風、日中、北の風、晴れ、最高気温16℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて-4.3℃(5時現在)、過去24時間で新たな降雪はありません。
行動への助言
一般的に安全な雪崩コンディションです。主稜線に近い、とても標高の高いところでは、極端な地形局所に残る不安定な雪に注意してください。一方、標高の低いところでは、日中の昇温による雪の変化に警戒を。昨日以上の昇温が予報されています。下山ルートとなる狭い沢地形においては、自分の上方にある極端に急な斜面での全層雪崩の可能性を忘れずに。こうした雪崩を構成する雪はとても重たいので、小さいものでも重大な結末になりえます。雪崩の危険度が低い日であっても、原則的な行動様式に沿ったリスク軽減の行動マネジメントは、なにかしら取るようにしてください。それの繰り返しが、良い行動習慣となって、万が一の時の事故を小さくし、被害を軽減します。良い一日を。