雪崩情報

更新日時: 2021/02/17 05:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高の高いところは非常に危険な雪崩コンディションです。森林帯にいても、樹林内に存在する発生区や走路への警戒が必要となります。経験ある方でも慎重なルート設定と保守的な意思決定が必要不可欠ですし、小さい雪崩でも重大な結末となる「地形の罠」にも注意を。標高の低い森林帯で活動される方は、今回の降雪がグライドクラックや沢底の穴などを隠している可能性を忘れずに。経験の浅い方は、スキー場内の管理された新雪を楽しむのに良い日です。その際は、滑走可能区域の遵守をお願いします。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月16日)は暴風の荒天もあり、山岳域での雪崩発生の情報は入っていません。

積雪


昇温や風で叩かれ硬くなった雪面に15日午後からの降雪が載っています。この新雪と旧雪の境界面についての情報は、荒天もあり乏しく、不確実性が高い状態です。また、降雪強度に大きな変化があり、新雪内における結合の悪い箇所への注意も必要です。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、雪、時々、くもり、最高気温2℃(標高418m)を予報しています。また、長野地方気象台は、2月17日3時57分、白馬村、小谷村などに大雪注意報(12時間最大降雪25cm)を発表しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-3.6℃(4時現在)、過去12時間で12cmの積雪深差を記録しています。2月15日午後からの降雪は、昨日(16日)やや弱まった時間もありましたが、白馬の谷の北側では継続し、森林帯にて、今朝までに50cm近い降雪量となっています。極めて強い風は昨日までで、その後、やや南西の成分が入りつつ、風は弱まりながら、現在も降雪が続いています。風が一時的に弱まったのは、低圧部の接近に伴うもので、今後は再び、風が強まる方向です。

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