雪崩ハザード評価の登録

投稿者 長井 淳

投稿日時:2020/01/22 17:50

エリア谷川・かぐら 山岳谷川岳 場所谷川岳BC

観察日付:2020/01/22


標高850m〜1920m
同行者


観察データ

気象データ


気温 -3.7(1150hrs / 1920m) 〜 5.2(1345hrs / 850m)


天気

午前FEW 雲量1-3
午後FEW 雲量1-3


降水種類

午前Nil なし
午後Nil なし


降水強度

午前
午後


HST


HS Range


風速

午前L 1-7m/s
午後L 1-7m/s


風向

午前W
午後W


飛雪


気象コメント 次第に薄雲が広がる。 平標山や千の倉山でL,Wの飛雪があった。


雪崩データ


雪崩などの観察 西黒尾根1516m,S向き,稜線直下の沢状急斜面にて、昨日のストーム中のものと思われるWS,Size2,幅200m,標高1100m付近の沢ボトムにデブリが堆積。 また、TL〜BTLの陽の影響を受けやすいS寄りの極端な急斜面では、日中のものと思われる湿雪点発生Size1やスノーボールを複数確認できた。


雪崩発生有無 Yes


シューティングクラック No

積雪データ


重要な層と弱層とテスト結果


積雪構造 昇温により積雪の沈降が進む。 TLやALPの稜線支尾根は風の影響を受けて積雪表面は削剥されており、笹が露出している場所もあり、風下沢状地形にはWSが堆積している。 また、天神尾根BTL〜LTは概ね雪庇の発達が進んでいない 日照面は陽の光の影響を受けて融解が進むが、非日照面は標高850mでもドライを保っている。


観察に関わるコメント


標高を落とすにつれ、地形露出、沢の水流や滝の露出が激しくなる。 天神尾根周辺地形はまだまだ薮が埋まっていない。 今年は木の枝が切れるスノーソーが大活躍です。

現地画像

現地画像

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