雪崩情報
白馬
2021/03/26 05:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Low | 日中の降雪に留意 |
森林限界 | Low | 日中の降雨降雪に留意 |
森林帯 | Fair | 日中の降雨に留意 |
留意すべき雪崩
全層雪崩 Glide slab





















日中の昇温と降雨に留意
概要
雪崩
昨日(3月25日)は、森林帯上部にて全層雪崩の発生が観察されています。
積雪
アルパインの北側には以前の雪がドライで残っていますが、他は春の融解凍結サイクルとなっています。グライドクラックは拡大しており、落ち残りの雪ブロックなど、森林帯上部まで全層雪崩の危険は高まっています。
天候
気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、時々、くもり、所により、昼前から夕方、雨、最高気温14℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-1.9℃(5時現在)、昨日の最高気温12.4℃(12時)です。
行動と地形の助言
高い気温の日が続いており、麓ではすっかり春モードですが、アルパインはまだ冬の様相です。冷たい強めの北西風が吹いており、今後、多少の降雪も予想されていますので、標高を上げる方は、その気象状況に注意を払ってください。小さい雪崩であっても、その滑り面は硬いこともあり、滑落するように流されることもあります。また、「地形の罠」が下方にあれば重大な結末となりえます。標高の低いところでの融雪は急速に進んでいますので、グライドクラックや沢割れなどにも警戒してください。