雪崩情報

更新日時: 2019/01/22 06:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションの日です。たとえ森林帯にいても、その中に存在する雪崩発生区や走路に注意を払い、移動の際は、メンバーの間隔をを適切に開けるなど、原則的な行動様式を守るようにしてください。滑走する斜面の先に、小さい雪崩でも重大な結末となる「地形の罠」がないか確認するように。また、標高を下げ谷筋を麓に向かう際、自分の上方に存在する大きな雪崩発生区が、大きなリスク要素になっていることを忘れずに。そのハザードに曝され続けることになるからです。今日は、スキー場内で十分に新雪が楽しめる日ですので、経験が浅い人はそちらをおすすめします。その際は、スキー場が明示する滑走可能区域を守るように。よくわからない場合は、スキーパトロールに確認してください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow


ベース画像

風の影響のない、とても急な斜面

概要

雪崩


昨日(21日)は、森林帯の孤立した地形にて、スキーカットでサイズ1の面発生雪崩(すべり面:融解凍結層、弱層:新雪)が観察されています。また、爆発物を用いたスキー場の安全管理でも、サイズ1の面発生雪崩が観察されています。

積雪


20日朝から始まった降雪は、標高1250m付近にて、今朝までの36時間で積雪深差80cmに達しています。そして、降雪が始まった初期に低密度の雪が降っており、この荒天の積雪層の下部に存在してます。この弱層については、昨日の森林帯付近の観察では、明瞭な反応は出ていませんが、標高をあげた地点では不確実性が残っており、大きな雪崩が発生しうるポテンシャルがあると考えることが必要です。

天候


長野地方気象台は、4時56分、長野県北部に対し、22日昼前までの大雪警報を発表しています。白馬山麓では、朝5時現在、過去12時間で22cm(標高700m、-2.2℃)、39cm(標高1250m)を記録しています。また、気象庁は長野県北部に対し、北の風、雪、昼過ぎからくもり、後、晴れ、最高気温4℃(標高400m)を予報しています。

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