雪崩情報

更新日時: 2022/01/04 07:00

妙高


アルパイン Low 今後の降雪状況に留意


森林限界 Low 今後の降雪状況に留意


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

孤立した地形、極端な形状やとても急な斜面など、特定の場所に存在する不安定な雪に気をつけてください。標高を上げると、以前の強風で形成した硬い雪面が隠れているところがあるかも知れません。雪の状態の変化に気を配ってください。また、視界が悪いときは、状況を判断する情報が得にくくなります。自分の上方はどのような地形なのか、発生区はないか、などを考えてみて下さい。まだ地形は埋まりきっていませんので、沢底の穴や樹木の下枝やブッシュなど、シーズン初期の危険要素も忘れずに。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日は森林帯にてsize 1の点発生雪崩が多数、観察されました。

積雪


森林帯では、昨日朝までの雪は日中の昇温により、沈降しています。その下層にある以前の荒天の雪も、順調に焼結と沈降を進めており、下層は安定した構造となっています。また、数日前の激しい風の影響もあり、森林限界付近から上部では特に硬い雪面が形成しています。これは雪崩にとって良いすべり面となりますので、今後まとまった降雪があった際は注意する必要があります。

天候


気象庁は、新潟県上越地方に対し、雨、昼前から雪、最高気温5℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-5℃(6時現在)、過去12時間で7cm、過去24時間で7 cmの降雪がありました。

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