雪崩情報
白馬
2022/01/06 05:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Fair | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Good |
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





























孤立した地形や極端な形状の場所に警戒
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab























地形ポケットに形成しているスラブに注意
概要
雪崩
昨日(5日)はアルパインエリアにて自然発生による規模の大きな雪崩が発生しており、その様子が麓から撮影されています。Twitterにてハッシュタグ(#nadare2022)で検索し、確認を。
積雪
森林帯では、2日からの5日までの一連の降雪は順調に沈降を進めており、顕著な脆弱性は観察されていません。昨日(5日)の午前は標高1,400 m以上では極めて強い風が吹き、スキー場上部のリフトなどが運休しましたが、その後、天候は穏やかに回復しました。
天候
気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり時々晴れ、日中の最高気温1℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて気温-10.9℃(5時現在)です。山麓では過去24時間で新たな降雪はありません。
行動と地形の助言
特定の場所に不安定な雪が残るコンディションです。森林帯上部から標高の高い場所では、昨日の強風によって形成したウインドスラブに警戒してください。とても強い風の場合、風は地形を舐めるように周り込んできますので、尾根直下よりも、少し標高を下げた場所にスラブを形成することがしばしばあります。この地形的な局所と、凸状斜面あるいは下支えのない孤立した地形が組み合わさると、雪崩は容易に発生します。斜度を落としつつ、小さい斜面から、全体の状況を確認しながら1日を始めてください。雪は冷えており、ドライなパウダーが楽しめます。良い1日を。