雪崩情報

更新日時: 2022/01/09 04:33

かぐら谷川武尊


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

昨日までの強風により、風の当たる稜線では雪が吹き払われています。稜線、支尾根直下の極端な急斜面に形成されているウインドスラブの結合に注意が必要です。低い標高ではまだ積雪が少ないため、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。日中、晴れる予報です。南寄りの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩の可能性にも注意してください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(8日)、標高1400m付近、南向きの急斜面で湿雪点発生雪崩サイズ1の報告があった

積雪


昨日朝までの荒天により多いところでは旧雪の上に60cm程の降雪があった。この降雪は徐々に沈降し結合が進んできている。稜線では雪が吹き払われ、風下の稜線、支尾根直下にはウインドスラブが形成されている。南寄りの急斜面では昨日の日射の影響により融解凍結クラストが形成された。低い標高帯では藪も濃く、沢に穴が開いている。

天候


4時現在、アメダス藤原で気温-9.2℃、過去12時間の新たな降雪は無い。気象庁からの8日16時の発表では、高気圧に緩やかに覆われ晴れるが、北日本を前線が通過し、湿った空気の影響を受けるため、夕方から曇りとなる見込みとの予報を出している。

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