雪崩情報

妙高

2019/01/26 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(25日)は、大毛無山にて人的誘発によるサイズ2.5の雪崩があり、死亡事故となっています。この雪崩はウインドスラブと推定されています。また、風の影響のない森林帯では、小さい点発生雪崩も観察報告されています。

積雪

昨日(25日)の時点で、以前の荒天の雪は沈降を進めており、強い西風の影響で形成したウインドスラブが、地形的な局所に形成していました。また、日射の影響がある急斜面では雪面は湿った状態となりました。そこへ未明からの降雪が載っています。

天候

妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて、朝4時45分現在、過去12時間で19cmの降雪があり、気温-8℃です。また、新潟県地方気象台は、1月26日午前4時28分に、妙高市に対し、大雪注意報を継続発表しており、26日夜遅くまでに大雪警報に切り替える可能性が高いことを言及しています。大雪注意報の基準は12時間で最大降雪量60cmです。

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。未明からの降雪および今後の降雪で形成するストームスラブに警戒してください。また、この後に降雪量次第で、たとえ森林帯にいても、その内に存在する雪崩発生区や走路に十分な注意が必要です。小さい雪崩でも深刻な被害をもたらす「地形の罠」が斜面の先にないか確認してください。現時点で雪崩危険度は上昇の傾向にあります。経験が浅い方はスキー場内で新雪を楽しむが良い日です。その際は、必ず滑走可能区域を守り、ペアで滑るようにしてください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。