雪崩情報
かぐら谷川武尊
2022/02/03 07:58
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Low | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair |
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





































概要
雪崩
昨日、武尊山エリア1800m付近の東斜面で自然発生の面発生雪崩サイズ1.5、谷川岳エリアの1400m付近の南寄りの急斜面で人的誘発により、複数の面発生雪崩サイズ1.5-2を観察した報告があった。
積雪
昨日、標高の高い場所では40cm程の降雪があり徐々に沈降してきているが、この降雪内の密度の低い層が人の刺激に敏感に反応しているため結合に注意が必要。積雪中層部は結合が進み、顕著な脆弱性は観察されていない。
天候
7時現在、アメダス藤原で気温-4.1℃。過去12時間の降雪は3cm。周辺では降雪が続いている。気象庁の3日5時の発表では冬型の気圧配置が続き、気圧の谷の影響を受けるため、群馬県北部では曇りで昼過ぎまで時々晴れで雪の降る所がある予報を出している。
行動と地形の助言
急斜面に存在するストームスラブに注意してください。新雪内の結合が進んでいないため、斜度が急激に変化するような場所や、木がまばらな開けた急斜面での誘発に注意が必要です。斜度の低い場所での行動をおすすめします。自身が低い斜度の場所にいても頭上の斜面の発生区の存在に注意してください。冬型の気圧配置が続く予報です。今後の降雪量の増加や風の影響などの気象の変化に注意して行動してください。