雪崩情報

雪崩情報の使い方

妙高

2022/03/08 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Good

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(7日)は、複数のサイズ1の面発生雪崩が観察されています。

積雪

5日午後からのまとまった雪は、昨日の好天の影響で急速に沈降を進めました。森林帯では融解凍結層と新雪の境界面の結合強度が改善していることが、観察されていますが、標高の高い場所では、やや不確実な状態です。また、森林帯の日射の影響の強い斜面では、雪面にクラストが形成しています。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北の風、くもり、昼過ぎから、時々、晴れ、最高気温6℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温-10℃(5時現在)、過去24時間で新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

特定の地形局所に残るウインドスラブに注意してください。現在、風は完全に収まっていますが、昨日は強い南西寄りの風が吹いており、北側の日陰斜面に雪を移動させています。積雪表層の状態を確認しながら、誘発点となりやすい凸状や孤立した形状の地形を避けてください。また、斜面の下方に「地形の罠」がないかの確認を。積雪が安定していると感じても、安全な位置で止まるなど、地形を使ったグループマネジメントをお願いします。それが万が一のときの事故を小さくします。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。