雪崩情報

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白馬

2022/03/17 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair 日中の昇温と日射の影響に留意
森林帯 Good グライドクラックの入った斜面に警戒

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

グライドクラックの入った斜面、および極端な地形に残る雪ブロックに警戒

概要

雪崩

昨日(16日)は過去24時間以内に発生と思われるサイズ2の全層雪崩の跡が観察されています。

積雪

山麓では連日の高い気温の影響もあり、融雪が急速に進んでいます。昨晩から今朝にかけても継続して高いプラスの気温となっており、グライドクラックの入った斜面は不安定な状態と考えてください。15日早朝の降雨の影響は森林限界付近まであり、雨の縦溝が形成しているところがあります。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、昼前から、くもり、最高気温12℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温6.8℃(5時現在)。昨日は、12時に15.2℃を記録しています。

行動と地形の助言

高い気温が継続していますので、グライドクラックの入った斜面には近づかないようにしてください。また、極端な地形などに残る雪ブロックにも警戒してください。停止する際は、周囲(特に上方)を確認し、雪崩地形内にいないように。また、グライドクラックは斜面上方からでは視認できない場合がほとんどですので、斜度変化があり、先が見えないところでは、十分な距離をもって停止し、先の斜面の状態を確認するようにしてください。天候はゆっくりと下り坂で、続いた好天も終わりです。安全な一日を。

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