雪崩情報

更新日時: 2022/03/18 05:30

白馬


アルパイン Fair 降雪強度に留意


森林限界 Fair 降雪強度に留意


森林帯 Good 降雨となっている標高帯にて


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

今後の降雪強度に注意を払ってください。結合力の弱い雪が硬い雪面に載っていますので、エッジやアイゼンが上手く効かずに転倒&滑落、あるいは新雪の量が増えた急斜面では足の長い点発生雪崩への注意が必要です。また、降雨となっている標高の低い場所では、全層雪崩に警戒してください。グライドクラックの入っている斜面には近づかないようにお願いします。天候は明瞭に下り坂です。それを考慮した行動計画を。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

降雨となっている標高帯にて

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow


ベース画像

今後の降雪強度に注意

概要

雪崩


昨日(17日)は、ごく小規模な点発生湿雪雪崩が標高の低いところで観察されています。

積雪


昨日(17日)は森林限界付近から上部では、極めて強い北西の風が吹き、それに叩かれる場所では硬い雪面が露出。一方、森林帯上部よりも標高が低いところでは、雪面は十分に濡れた春のコンディションとなっていました。ここに今朝からの降雪が載っています。主稜線でも風が弱い状態で降っています。降雪量が増えるに従い、硬い雪面の上を足の長い点発生雪崩が走る可能性が高まることを考慮してください。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、くもり、時々、雨か雪、最高気温8℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温0.6℃(5時現在)です。現在始まった降雪は、南岸低気圧の接近によるもので、今後、冬型が一時的に強まり、19日は大荒れとなる予報がでています。

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