雪崩情報

白馬

2022/04/06 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 日中の昇温と日射の影響に留意
森林限界 Good 日中の昇温と日射の影響に留意
森林帯 Good 日中の昇温と日射の影響に留意

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

グライドクラックの入った斜面や落ち残りの雪ブロックに警戒

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

日射の影響の強い急斜面に注意

概要

雪崩

昨日(5日)はサイズ1の濡れた雪の点発生雪崩が報告されています。入山者が少なく、報告は僅かとなりました。

積雪

積雪は、いつもの春に見られるような融雪期の状態となっています。標高が低いところでは地肌の露出が増え、消雪が急速に進み、スノーブリッジが崩落し、沢が割れています。標高を上げても、融解凍結を繰り返したざらめ雪となっており、朝は硬いものの、日中には濡れて強度が低下し、点発生雪崩が発生します。割れ目が生じてから時間経過したグライドクラックの状態判断は難しく、そこから距離を取ることが一番の安全策です。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、昼前から夕方、晴れ、最高気温21℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温2℃(5時現在)です。山麓では昨日(5日)、最高気温16.4℃(13時)を記録し、今朝までプラスの気温が継続しています。

行動と地形の助言

昨日以上の昇温が予報されており、暑い一日となりそうです。濡れた雪による点発生雪崩の危険を過小評価しないように。濡れた雪はとても重く、簡単に足元をすくいます。もし、下方に崖などの「地形の罠」があれば、即致命的になります。一方、積雪表面の雪の強度が低下し、点発生雪崩が発生しやすくなっていることは、状況認知がしやすいですので、それに気づいた時点で、より安全な地形を選択するようにしてください。また、春季に沢地形(たとえば針ノ木雪渓や白馬大雪渓)を詰めて登山をされる方もいらっしゃいます。そこは「雪崩地形」の中になりますので、雪崩の危険度が低い状態であったとしても、長時間、ハザード(雪崩という危険)に曝されるため、リスクは高くなります。別のルート(地形選択)の可能性を考えてみてください。雪渓での春季の雪崩事故は、自分の遥か上部で発生した雪崩によるものが多々あります。本日にて、今シーズンの雪崩情報を終了致します。ご利用いただきまして、ありがとうございました。

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