雪崩情報

妙高

2023/02/27 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

地形局所に残る不安定なスラブに警戒を

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

森林帯上部では北寄りの風を受けた南東側斜面にて、日中の高い気温と日射の影響による表層の雪の変化に注意を。

概要

雪崩

昨日(2月26日)は、スキー場での雪崩管理にて、サイズ1の雪崩が報告されています。妙高の山岳域での雪崩の報告はありませんが、隣接する白馬山域では、複数のサイズ1の面発生雪崩が報告されています。

積雪

2月24日あるいは25日未明から始まった今回の降雪は、昨日の昼過ぎに概ね終わりました。全体の降雪量は40-60 cmとなっており、標高の低いところでは、順調に焼結を進めていることが観察されています。標高の高い場所では、北~北西の強い風が昨日から吹いており、本日はウインドスラブへの警戒が必要です。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、北西の風、後、南の風、曇り、昼前から晴れ、最高気温8℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温-7°(4時45分現在)です。

行動と地形の助言

ウインドスラブが形成した地形に警戒してください。地形が積雪を支えにくい凸状や孤立した形状の場所と、その下方に「地形の罠」が組み合わさる場所を避けるように。日中は高い気温が予報されていますので、南側の急斜面では積雪表層の雪の変化に気づくようにしましょう。荒天の雪は安定化の方向にありますので、シンプルな地形を選べば、安全かつ快適な滑走が楽しめる日です。安全な場所で止まる、一人ずつ滑るなどの原則的な行動様式を、下山まで続けてください。標高の低いところでは、新雪の下に硬い以前のデブリが隠れていることを忘れずに。良い一日を。

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