雪崩情報

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白馬

2023/03/10 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low 降雨の程度による
森林限界 Low 降雨の程度による
森林帯 Good

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

グライドクラックの入った斜面から完全に離れていることが大切です。崖や急斜面にある雪ブロックにも警戒を。

概要

雪崩

昨日(3月9日)は、標高の低いところで、多数の点発生雪崩が観察されました。また、グライドクラックの拡大、あるいは新しい場所での発生も報告されています。

積雪

昨日、アメダス白馬にて17.4℃(14時)を記録しています。その後、今朝までプラス3℃以上の気温が継続し、今朝から雨となっています。これにより、多量の融解水が発生しており、標高の低い場所では、積雪強度は大きく下がっています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、雨、昼前から曇り、後、晴れ、最高気温17℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温5.4℃(5時現在)、降雨となっています。

行動と地形の助言

グライドクラックの入った斜面では全層雪崩の危険が上がっていますので、その斜面から十分な距離を取るようにしてください。崖や急斜面の上に残る雪ブロックにも警戒が必要です。濡れた雪による点発生雪崩は、斜度が十分にあれば、樹林帯でも発生します。森の中にいても、そこが雪崩の走路になっていないか考えてください。標高の高い場所の雪崩危険度は、降雨の量に影響を受け、現時点では不確実性が高い状態です。今日は温泉でのんびりするのが良い日かもしれません。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。