雪崩情報

白馬

2023/03/15 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair 日中の昇温と日射の影響に注意
森林帯 Good 日中の昇温と日射の影響に注意

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

朝の時点での評価。日中の雪の変化に注意

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

グライドクラックが拡大しています。

概要

雪崩

昨日(3月14日)は真新しい雪崩の報告は入っていません。

積雪

森林帯の積雪は、融雪期の状態に入っています。積雪の表層のみならず下層からの融解も進んでおり、グライドクラックの拡大も観察されています。標高の高い場所では、クラストが形成されており、下層が軟らかく、滑りにくいコンディションの場所もあります。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、晴れ、日中、北の風、最高気温18℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-2.5℃(5時現在)です。

行動と地形の助言

発表されている雪崩危険度は朝の時点(現況)のものです。日中の気温上昇と日射の影響で、雪崩危険度は上昇します。朝、硬く凍結している雪面が、次第に融け、濡れ、強度を失っていく変化に気づいてください。濡れた雪の点発生雪崩は、斜面が大きく、十分に急であれば、流下しながら規模が大きくなり、とても危険な存在となります。特に、南に面した大きな斜面に注意を払うように。標高の低いところでは融雪がかなり進んでいます。沢が割れ、穴が開いている場所も増えています。沢底に降りすぎて、行動不能とならないように。日焼け止めと多めの水分を携帯して、良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。