雪崩情報

白馬

2023/03/17 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Good 日中の高い気温に留意

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

グライドクラックの入った斜面には近づかないように。崖などにある落ち残りの雪ブロックにも警戒を。

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

日中の昇温に留意

概要

雪崩

昨日(3月16日)は、新しい雪崩は報告されていません。

積雪

積雪は融解と凍結を繰り返し、等温化し、強度を上げています。とても標高の高い真北の斜面には、乾いた雪がありますが、それ以外は湿った、あるいは濡れた雪となっています。山麓では融雪が進んでいます。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、時々、晴れ、夜遅く、雨、最高気温12℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温1.2℃(5時現在)です。16日は、アメダス白馬にて最高気温15.4℃(14時現在)を記録しています。

行動と地形の助言

積雪は「春のサイクル」に入っています。本日は日射も弱いため、積雪は昨日ほど緩まないと思いますが、全体的に高い気温が継続していることに変わりありません。グライドクラックの入った斜面や落ち残りの雪ブロックには十分、警戒してください。低気圧の接近に伴い、天候は悪化の方向です。雨が降り始めたら、全層雪崩への警戒をさらに上げてください。スノーブリッジはもろく、沢割れも進んでいます。標高が高いところよりも、低いところのほうが多様な危険が存在しているコンディションです。

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