雪崩情報
妙高
2023/03/19 06:00
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Fair | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair | 日中の高い気温を日射の影響に留意 |
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





































留意すべき雪崩
全層雪崩 Glide slab





















夜間の冷え込みも弱く、標高の低いところでは、昨日、降雨となっていました。
留意すべき雪崩
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow
















日中の高い気温と日射の影響の強い斜面で注意を。評価は朝の時点でのもの。
概要
雪崩
昨日(3月18日)は、入山者が少なかったこともあり、新しい雪崩の報告は入っていません。隣接する白馬山域では、多数の点発生湿雪雪崩が報告されています。
積雪
昨日の朝からの低気圧による降雪は15-20 cmとなりました。低い標高では湿った、高い標高では乾いた状態にあります。低気圧の通過後の冬型による降雪はほとんどありません。よって、本日のテーマは、昨日は結合力が弱かった雪が、どの程度、沈降し、旧雪と結合しているかです。また、高い標高帯では北西の風によって形成した可能性のあるスラブに注意を払う必要があります。
天候
気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北西の風、晴れ、最高気温11℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温-1°(5時45分現在)です。
行動と地形の助言
特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。高い標高では、北東から南東の斜面で、特に警戒をしてください。新雪と旧雪の結合があまり良くないと感じたら、斜度を落とすことが必要です。低い標高では、日中の高い気温と日射の影響によって、南に面した斜面の雪の変化に注意を。新雪の下には硬い雪面がありますので、登山者は、とても小さい雪崩であっても滑落の危険があることを忘れずに。山は混雑が予想されます。安全な場所で止まる、適度な間隔を空けて移動するといった原則的な行動を大切にしてください。そして、大きな地形の中では、自分の上方と下方にいるグループにも注意を払ってください。標高が低いところの融雪は、例年よりもかなり進んでいますので、それを考慮したルート選択が必要です。良い一日を。