雪崩情報

更新日時: 2023/03/22 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

朝と日中で積雪強度が大きく変化する「春のサイクル」です。登山者、滑走者問わず、朝は滑落に注意を。そして、気温の上昇と日射の影響で、積雪表層の雪の強度が下がることに気づいてください。適切な時間帯と斜面を選べば、快適なざらめ雪を安全に楽しめるでしょう。標高の低いところの融雪は進んでいます。全層雪崩や雪ブロックの崩落に警戒してください。また、沢は割れ、スノーブリッジは脆くなっています。標高が低い場所のほうが、多様な危険要素があります。仲間とコミュニケーションを取りつつ、危険の回避をお願いします。

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


ベース画像

昨日以上の高い気温が予報されています。評価は朝の時点でのものです。

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

山麓では、昨晩、真夜中でもプラス6℃程度の気温でした。融雪は進んでいます。落ち残りの雪ブロックへの警戒も必要です。

概要

雪崩


昨日(3月21日)は、すべての方位で、サイズ1の点発生湿雪雪崩が多数、観察されました。

積雪


積雪は、高い標高の北側斜面を除き、融解凍結のサイクルにあります。積雪表層の雪は、夜間に凍結し、日中に融解を繰り返しています。これにより、表層の雪は粒度の大きなざらめ雪へと変化していきます。また、積雪全体は徐々に温められており、全層が等温化の方向に進んでいます。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、晴れ、朝晩、曇り、最高気温22℃(標高418 m)を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温4.3℃(5時現在)です。昨日、アメダス白馬では、最高気温15.5℃(14時)を記録しています。

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