雪崩情報

妙高

2023/04/02 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

日中の高い気温と日射の影響の強い斜面に注意。評価は朝の時点のもの。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

概要

雪崩

昨日(4月1日)はサイズ1.5の全層雪崩、サイズ1-1.5の点発生湿雪雪崩が観察されています。

積雪

日中、高い気温と強い日射によって融解した雪面の雪が、夜間に凍結する「春のサイクル」が続いています。積雪全体も等温化が進んでおり、中層から下層は強度の高い状態へと変化しています。森林限界の標高でもグライドクラックは拡大しています。

天候

気象庁は、新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北の風、晴れ、最高気温15℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310m)にて気温0°(5時45分現在)です。

行動と地形の助言

登山者・滑走者問わず、凍結した斜面での滑落に注意を。日中は、日射の影響の強い斜面にて、濡れた雪の雪崩に警戒してください。濡れた雪はとても重いため、簡単に足をすくいます。もし、斜面の下方に「地形の罠」があれば、重大な結末になりえます。標高の低いところは、滑走が困難なほど融雪が進んでいます。十分な積雪がある標高帯で、賢く地形を見極めながら行動してください。標高・方位・時間帯を適切に選べば、快適なざらめ雪の滑走が楽しめます。標高の高い場所でもグライドクラックは拡大しています。先の見えない斜面では一旦停止し、安全を確認してください。良い一日を。本日で22/23シーズンの妙高山域における雪崩情報を終了します。ご利用いただきましてありがとうございました。

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