雪崩情報
更新日時: 2024/01/23 05:30
白馬
アルパイン Fair 地形ポケットにある不安定性に注意
森林限界 Good 降雪の始まりと共に強風で形成されるスラブに留意
森林帯 Good
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
現時点での雪崩危険度は全体的には低いものの、既に主稜線では猛烈な風が吹き始めており、天候は悪化の一途を辿ります。降雪の始まりと共に形成されるスラブに警戒してください。また、硬い雪面での滑落や、沢底の穴など、雪崩以外にも十分な注意を。経験の浅いグループは、スキー場内で綺麗に圧雪されたコースを楽しむのに適した日といえるでしょう。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
概要
雪崩
昨日（22日）は、朝、スキー場にてサイズ２の全層雪崩が観察されています。連日の高温と降雨の影響に拠るものです。一方、山岳エリアでは、新しい雪崩は観察されていません。
積雪
標高2,100 m付近より標高の低い場所では、雪面に厚さ1-3 cmの融解凍結クラストが形成しています。標高2,100 m付近より標高の高い場所では、低密度の雪がウインドスラブの下に隠れており、人的な刺激に反応する状況にあることが、昨日、観察されています。
天候
本日は、次第に冬型の気圧配置となり、気圧の谷や寒気の影響を受ける見込みです。気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、夜、雪、日中の最高気温4℃を予報しています。アメダス 白馬（標高703 m）にて、気温-0.4 ℃（5時現在）、過去12時間で降雪はありません。
