雪崩情報

白馬

2018/12/30 07:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

クロスローディングに注意。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

大量降雪があり、エリア北部では降雪が継続している

概要

雪崩

天候が悪く,山岳利用者が少ないうえに,視界も悪く観察されていない。

積雪

今回の荒天によってもたらされた積雪は、エリア北部では樹林帯でも120cmにもなっている。風の影響を受ける場所では、西〜北西風によって雪は運ばれ、ウンドスラブを形成している。今回の新しい積雪は、標高の高い場所では、融解凍結層、低い場所では濡れザラメに乗っており、その結合は,前者は悪く、後者は良い。

天候

午前6時現在標高700mでは、気温-5.1℃。気象庁は、強い冬型の気圧配置が続き、雪で昼過ぎから時々曇り,最高気温1℃(標高400m)と予報している。

行動と地形の助言

大量降雪があり、単純に行動が困難な状況でありますので、スキー場の利用が快適で楽しい年末にしてくれます。まだまだ、薮が露出しており、小さな雪崩でも薮などにあたることで、簡単に骨折してしまいます。そのような地形の罠の意識して、安全マージンをしっかり採りましょう。視界が悪い状況では、地形図を利用して、ルート上に雪崩地形が無いのかあらかじめ確認して行動しましょう。未だ、しっかりした積雪が不足しており、ビバーグ時のシェルターを構築するのが難しい状況です。時間配分にも気を配りましょう。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。